+rem( )
単位 px の number の値を rem で出力する mixin です。
引数
- 第一引数にプロパティ
- 第二引数に値(単位 px)
- 第三引数に
!important
か否か(default は false)
を渡します。
基本的な使い方
下記のように、rem
が使えないブラウザ用に、同時に単位 px
での値も出力されます。第二引数に渡した値が複数の変数からなる変数リストだった場合も同時に単位 px
での値が出力されます。
sass
1
2
3
4
5 | div
+rem('font-size', 14px)
+rem('width', 260px)
+rem('line-height', 18px)
+rem('margin', 12px 16px, true)
|
css
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13 | div {
font-size: 1.4rem;
font-size: 14px;
width: 26rem;
width: 260px;
line-height: 1.8rem;
line-height: 18px;
margin: 1.2rem 1.6rem !important;
margin: 12px 16px !important;
}
|
px 以外の単位の number の値を渡した場合
下記のように、単位が px
でない number
の値を渡した場合、単位 px
での値は出力されません。また、0px
の場合は値 0
だけが出力されます。
sass
1
2
3
4
5
6 | div
+rem('font-size', 6em)
+rem('width', 20%)
+rem('line-height', 1.4)
+rem('margin-left', 0)
+rem('margin-left', 0px)
|
css
1
2
3
4
5
6
7 | div {
font-size: 6em;
width: 20%;
line-height: 1.4;
margin-left: 0;
margin-left: 0;
}
|
px 以外の単位の number の値が変数リストに混在した場合
下記のように、単位が px
でない number
の値が渡した変数リストに混在していた場合、変数リストの中の単位 px
の値だけ、rem
と px
で両方の値が出力されます。
sass
1
2 | div
+rem('margin', 12px 10%)
|
css
1
2
3
4 | div {
margin: 1.2rem 10%;
margin: 12px 10%;
}
|
px から rem への変換の計算
単位 px の値から、単位 rem に変換する際、デフォルトではベースとなるフォントサイズを 10px とし、10px = 1rem
として計算します。ベースとなるフォントサイズを 10px とした場合、root 要素 (セレクタ html)のフォントサイズの設定をfont-size: 62.5%
と設定することで、 10px = 1rem
が成立します。
root 要素(html)にフォントサイズの設定をする
ベースとなるフォントサイズ
デフォルトでは以下のように設定されています。 ベースとなるフォントサイズを別の値にする場合はグローバルな変数 $baseline-px
を上書きします。
1 | $baseline-px: 10px !default
|